今年は、国際情勢を激変させかねない選挙が世界中で行われます。

　1月には台湾総統選挙、中国の有形無形の威嚇の中で、3候補が接戦の状況です。3月には現在戦争中のロシアが大統領選挙となります。5月までには世界最大の民主主義国家インドで下院総選挙が行われます。インドは台頭する中国を封じ込める意味でも「自由で開かれたインド太平洋戦略」の重要な国です。11月には米国大統領選挙が行われます。バイデン政権が継続するのか、トランプ氏がホワイトハウスを奪還するのか、または別の結果となるのか、それにより世界は大きく影響を受けると思います。

　このような世界情勢において、本来我が国は国内政治を安定させ、経済や少子化対策、外交や安保政策に一丸となって取り組まなければならないにも関わらず、自民党の派閥パーティー券等に発する問題によって、国民の皆様から政治に信頼を失っていることは、誠に申し訳なく思います。

　私自身は、衆議院当選以来、無派閥を貫き、派閥パーティーなどは全く無縁な議員活動をしておりますが、89年のリクルート事件当時に制定した自民党政治改革大綱の原点に立ち返り、「政治とカネ」の構造的な原因である派閥政治からの脱却を進めるべく、志ある議員と共に、政治改革に全力を尽くしてまいります。

　本年も引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。